AO・推薦入試!やってはいけない事・これからやるべき事~Chairman’s blog05~

こんにちは!
センターまでいよいよ80日となりました。

いつも言いますが目標を明確にして、しっかり計画を立てて、しっかり実行していきましょう!

今日はAO・推薦入試を考えているそんなあなたにアドバイスです。

やってはいけない事

まず、あなたが面接の練習と聞いてイメージするのはどのようなものでしょうか。あるいは、実際に学校などでやっている練習を思い出してもいいでしょう。

入室の仕方が…とか、お辞儀の角度は…といったような『様式』に関するものばかりになっしていませんか?もしそうであれば、この記事をよく読んで、推薦対策についての考えを変える必要があります。

もちろん最低限のマナーは必要ですし、様式の習得も一定レベルまでは必要です。ですが、様式だけでは絶対に受かりません。正しい様式は減点されないために必要なものではありますが、選ばれるための武器にはならないのです。

ここでいくつか、あなたが面接試験の様式だけを極めて試験に臨んだ場合にやってしまうであろう、絶対にやるべきではない事を、よく聞かれる質問例と共に紹介します。

広報物の丸暗記

面接官「志望の動機を教えてください」

あなた「貴学の建学の精神である……に共感しました。また今年〇〇キャンパスにできた〇〇研究棟では……(パンフレットやHPに書いてあることをひたすら並び立てるだけの返答)。」

大学のパンフレットや、HPに記載されている内容は全て、受験者であれば知っていて当然の内容ではありますが、いかにそれらの情報を正確に暗記しているかが評価される事はありません。

面接する大学教授達は、多くの場合あなたが受験する学部・学科で教鞭を執る教授です。合格者は将来的に自分たちが担任するゼミに入ってくる可能性もあります。そんな立場の面接官達が、パンフレットやHPで掲げてられている大学についての情報を引用するだけの受験生をどのように認識するか考えてみてください。悪い印象を抱かれる事こそ無いとは思いますが、少ない合格者枠を割いてまであなたを迎え入れたいと思う事も無いでしょう。

面接での回答が大学の広報物からの引用である限り、面接は形式通りにスムーズに、しかしあなたが教授達の記憶に残る事の無いまま進むと思われます。そして最終的に、あなたの名前は他の多くの受験生と共に不合格通知送付予定者リストに掲載される事になるでしょう。

ではどうすればいいのでしょうか。

答えは簡単です。あなたがその大学に入りたい本当の理由、あなたが受験する学部・学科が属する分野に対する強い関心や意欲を、あなた自身の経験から生じるオリジナルな言葉で伝えるのです。相手も人間ですから、あなたが本心からその大学のその学部・学科で学びたい理由を本当に一生懸命に伝えれば、内容がよほど非常識でない限り悪く受け取られる事はありません。

具体的に答えるべき内容は志望者それぞれに全く違ってくるので、SGの面接対策ではまず、志望動機の掘り下げから始めます。

漠然とした回答

面接官「入学後にやりたいことは何ですか?」

あなた「国際的に通用する問題解決能力を身につけたいです」

あるいは

面接官「将来はどのような職業に就きたいですか?」

あなた「〇〇関連の企業で指導者として活躍できるような職に就きたいです」

かなりの確率で聞かれる定番の質問です。そして、回答例はほとんどの大学公式HPの「本学科の教育」や「本学科の教育理念」といったページに記載されている内容です。(「国際的に通用する問題解決能力を育成する」だったり「〇〇関連の部門で指導者として活躍できる資質を育成する」という具合に)

先述の、特色のない回答にも当てはまってしまうNG例ですが、たとえ広報物の丸暗記ではなかったとしても、具体性を欠いていると減点されてしまいます

面接する教授達は、目的が無かったり、曖昧な生徒を率先して受け入れたいとは思わないでしょう。

この手の質問についても、志望動機の掘り下げが十分にできていれば自然に回答することができます

そもそも、大学というのは一つの科目の中の狭い範囲を専門的に学び、最終的には研究して発展させる場です。そこを特別に志望するわけですから、本当に行きたいという事であれば

「〇〇の科目の△△の分野を、□□の目的の為に勉強したい。その理由は~」

という程度には具体的に話せるはずです。そして、その狭く深い知識を生かせる職業というのは自ずと数えるほどに絞られます。高校生の皆さんは、まだ世の中にどの様な職業があるのか、多くを知らないでしょうから、なかなか具体的な職までは自然と出てこないかもしれません。ですが、したい事、学びたい事が明確であれば、担当の指導員や、学校の進路指導の先生から、それに合った職種を紹介してもらえるでしょう。

合格する為にこれからやるべき3つのこと

受験予定の大学に行ってみる

推薦入試を受けようと思っているのであれば、オープンキャンパスだけでなく、入試説明会などその大学が実施しているイベントには積極的に参加をするべきです。行く事によって「〇〇の時にお聞きしましたが」や「〇〇の時に見学させて頂いた」などのように、なぜその大学に行きたいのか?の問いにあなた自身の言葉で返答しやすくなります。

志望する学部の研究対象を自分でしっかり調べてみる

先述の通り、学部の大体のイメージや人から聞いた情報だけを捉えてなんとなく受験を迎えてしまうと「貴学で〇〇を学んで社会に貢献できる人材になりたい」というような薄っぺらな返答をしなければいけなくなってしまいます。できれば、将来就きたい具体的な職(企業名や部署・役職名まで)まで思い描いた上で、そこから大学での研究対象を逆算すると良いでしょう。もちろん、その分野に関するここ数年間の大きなニュースのチェックも忘れずに。

一般入試に向けた勉強をし続ける

面接の時に「なぜ推薦で受験したのか」という質問をされるケースがあります。心の底からその大学に行きたいと考えている生徒からすれば、合格するまでその大学の全ての受験方式に挑戦するのは当たり前ですから、その旨を答えとして伝えられるでしょう。さらに、もし推薦で不合格でも一般受験で再受験するつもりである事までも伝えられたらなお良いでしょう。そして、実のところこの返答は、この手の質問に対して最適な答え方の内の一つなのです。

この様に、本当に行きたいと強く思い、その思いの通りに行動することで、結果自然に出てくる回答がそのまま理想的な回答になります。

最後に

 先日、僕の担当している生徒で女子栄養大学のアクティブ・ラーニング入試(AL入試)で合格した生徒がいました。その生徒をご紹介して終わりたいと思います。

彼女はあくまで一般入試をメインで考えていましたし、そもそもその大学を目指そうと思ってから入試まで時間もなく、AL入試に向けた準備をする時間が十分に取れませんでした。

本来であれば、模擬面接の予定を必要回数取らせて、プレゼンで利用する資料なども確認をし、というようなことをするべきなのでしょうが、僕は今回志望理由書を添削した以外はほとんど何もしませんでした。

もちろん勝算があったからです。それは何かというと、とにかくその生徒が女子栄養大学に行きたそうだったことです。その生徒と話していると、女子栄養大学の広報担当なんじゃないかと思ってしまうくらい、女子栄養大学が魅力的であることを語るんです。その気持ちが大学側に伝わるだけで合格すると思っていました。

女子栄養大の何がそこまでその生徒を引き付けたのかというと、やはりきっかけはオープンキャンパスでした。オープンキャンパスに行った直後に私を悲痛な表情で呼びだし、「すいません…行きたい大学が出来たので志望を変えます…」とまるで犯罪者が自白するような重さで打ち明けられました。私としては行きたい大学(目標)が出来たことが素晴らしいと思いましたので、良かったね!と伝えるとホッとしたのか、その後は怒涛の『女子栄養大学に行きたい話』を浴びせられました(笑)

いよいよ時期も迫り入試の前日、「とにかく台本よりも行きたい気持ちを全面に!大丈夫だから落ち着いてね!受からなくても一般があるよ!」と軽いLINEをすると「頑張ります」の後に『!』が7つも付いた(笑)返事がありました。意気揚々です。

ところが…翌日の夕方に教室で会った時の顔には全く生気がありませんでした。「もうだめです…」「絶対受かってません…」「一般受験に切り替えます…」いつもの元気が全くありません。どうしたのかと聞くと、面接で大失敗してしまったと、うまく応えられず変な間も出来てしまい終始気まずかったというような事を言っていました。でも私は大丈夫だと思っていました。なぜなら、そう、彼女がそこに行きたいと本気で思っていたのを知っていたからです。

かくして9月15日に「受かりました」の後に『!』が48個も付いたLINEがきました!いやぁ嬉しかった。何年やっててもこの瞬間はたまらないですね。本当におめでとう。

彼女の場合はオープンキャンパスなどに行き「ここに行きたい!」と思ってからのチャレンジでしたが、行きたいと思ってからのチャレンジか、チャレンジが決まってから行きたい自分を作るのか、その後先はどちらでもいいと思います。

ただし、目指す動機はもっと前から明確でなければなりません。この生徒の場合も、将来就きたい職は最初から決まっていました。あとは、その為の勉強ができるいくつかの大学から、最終的にどこを選ぶかというだけでした。ですから、行きたい大学が決まった時点で、面接で質問されるであろう事に対しても、その生徒独自の理由は自然と確立されます。本人としてはうまく答えられなかった(用意していたテンプレートの回答ができなかったという事でしょう)と感じていても、全く無言だったのでない限り、明確な目標と志望理由に裏付けされた答えになっていたはずです。

さて、いよいよここから推薦入試もピークを迎えます。

例年に比べると模擬面接の申し込み件数も、志望理由書や小論文添削の依頼もまだまだ少ない気がします。我々も全力でバックアップしますから、皆さんもしっかり準備をしましょう。

ではまた!!

有手

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