東北大学 理学部 島村 昇くん

出身校:熊谷高校

 高校に入学して、しばらく勉強はいいやと思っていたら、一学期の定期テストの順位が270/320くらいでした。これを見た母が塾に入れようとし、SGに入りました。 1、2年の時は、部活後に学校の図書館に8時半まで残って勉強しました。とは言ってもあまり本気になれず、よく図書館でゲームをしていました(笑)。

 転機は2年の2月でした。模試では第一志望の東北大学はずっとE判定、自分は果たして一年後に東北大学に合格しているのだろうかと想像しましたが、不合格のビジョンしか見えませんでした。SGの英語の先生にもこのままだと合格の保証はできないとも言われ、決心しました。スマホから今まで時間を浪費していたゲームと漫画アプリを消しました。消して間もないころはゲームをしたかったのですが、やらない習慣がいったん出来上がるとゲームなんて落ちるやつがやるものだと思えるくらいになりました。

 これを読んでいる君!今すぐ受験に不要なアプリは消しなさい!!!そして仲間にも伝えるのです。 はっきり言って、ここで消せないくらいの精神力じゃあ“難関大学“は突破できません。僕の周りの人間にもいました。結果は言うまでもありません。僕が伝えたいことは5つあります。

 一つ目は、Studyplus(スタプラ)というスマホアプリを使うこと。これは何をどのくらい勉強したか記録でき、同じ目標の仲間・ライバルとも知り合え、つらいとき強力な心の支えとなる素晴らしいアプリです。これがあったおかげで勉強が楽しいものへと変わり、結果好循環が生まれました。

 二つ目は、模試を受けたら振り返ること。その日のうちに答え合わせをし、できなかったところは自分の頭で答えを書いてください。結果が返ってきてその瞬間は一喜一憂してもいいですがその感情をいつまでも抱き続けるのは喜でも憂でも危険です。前に進めませんから。

 三つ目は、一科目に特化しすぎないこと。その得意科目で失敗してしまったらおしまいです。僕は化学に一点集中でしたが危ないと悟り、物理も得意にしました。

 四つ目は、素直になること。他人の助言は非常にありがたいです。自分を客観視できます。たとえ嫌味に聞こえても感情的に言い返さず、相手の言葉の意味を理解し吸収してください。きっと伸びます。

 最後は、部活でも何でもいいからガチ勢の経験をしておくこと。僕は受験勉強を始める前までゲームをガチっていました。この経験が合格できた一番の要因かもしれません。自分の頭で何が最適解かを自然と考え、答えを出す習慣が身に付きます。

 これらのことはあくまで僕が成功した要因ですので万人に通じるとは思いませんが、一旦素直になって試してください。手本は周りにもたくさんいることでしょうからたくさん吸収してください。応援しています。

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