東京工業大学 第二類 田中大智くん

出身校:県立川越高校

 

私は何をどのように勉強したか、これからお話したいと思います。
ですがあまり真剣に読まないことをおすすめします。
というのも、百人いれば百通りの勉強の仕方があるわけで、それぞれ自分に最も合った勉強方法で勉強するのがベストです。
なのであくまで一例として、私の方法を紹介します。
読んだ後、自分の勉強方法を考え直す材料となれば光栄です。

まず数学について、私は高二まで「質より量」というのがポリシーでした。
実際それまでうまくいっていたけれど、大学受験には不向きなやり方だったと今反省しています。
一冊ないし多くても三冊程度の問題集をとことんやり込むことが効率の良い方法だと私は考えます。
その上でノートを使う事はとても良いやり方です。
一問あたりニページくらい、紙をたくさん使って、途中経過の計算もできるだけ残しておき、答え合わせは合ってても間違ってても赤ペンでたくさん書き込み、最後に下の方に問題の感想を書いておく、というのが私のすすめるやり方です。
東大受かった子も似たようなことやってましたから期待大です。

次に物理について、極端な話、公式をどこまで熟知し、応用を効かせられるかがポイントだと思います。
物理的な思考を問うてくることはあまり見かけませんので(東大は除く)ある程度パターンを覚えてしまうのも一つのやり方です。
「重要問題集」と「物理のエッセンス」を覚え込む程やりこめば、どんな問題にも対応できるでしょう。

次は化学ですが、理論は演習の数、無機はあなたのやる気、有機に根気とセンス、がカギになってくると思っています。
点をとるだけなら無機化学に力を入れるのが良いでしょう。
覚えることは多いですが、努力次第で誰でも点がとれるので逆におとしたら命取りです。

最後に英語について(国語、社会については語れません。)私の中で一番不安な教科でした。
点が上がったり下がったり、解けなかったり解けたり、と不安な教科でした。
というのも私はあまり文法や単語の意味に捕らわれすぎなかったからです。
I講師はかつて言っていました「単語の意味に捕らわれすぎるのはよくない。」ですが私は逆で、すぎなかったからいけなかったのです。
意外と単語の意味を知らなくても長文が読めたことが多かったので天狗になりましたが、単語だけは、どうか単語だけはマメに覚えましょう。
ちなみに私が単語を覚える時は、繰り返し何度も、というやり方でした。

長くなりましたが以上が私がやっていたような、やれなかったような勉強方法です。
できることならこれを読む読者の方には、まず最初に自分に合うやり方を見つけて、最後まで終始一貫でやってもらいたいです。
高三の一年間は大変だけど、色々な経験ができる中身の濃い一年間です。
辛い中にも楽しみを見つけ出してやっていければ、それはかけがえのない時間になります。
ぜひ頑張って下さい。

最後になりますが、お世話になったSG予備学院にお礼申し上げます。
ありがとうございました。