出身校:越谷北高校
私の受験勉強は異例の状況の中始まりました。というのも、高2が間もなく終わる頃にコロナが広がったからです。学校は当分ないことがわかり、期末テストもなくなり、こんな事ならもう少し学校生活を楽しんでおけばよかったという気持ちもありました。
私がこの塾に入ったのは高2の2月中旬でした。1か月後、それまで学校と部活動中心だった生活が一変しました。一人での長時間勉強に全く慣れておらず、やるべき勉強の内容、進め方もよくわかっていなかった私は受験に向けて漠然とした不安だけがありました。そんな私の頼りになってくれたのはチューターでした。受験勉強のことをよく知っているチューターに計画を立ててもらい、質問をたくさんできたことはあの状況の私にとってはとても心強かったです。それでも勉強をどのくらいの量と時間できるか、集中力を保ったまま出来るかは自分次第です。始めたころはまだ志望校も明確ではなく、机に向かうことが私にはなかなか耐え難く、勉強が続けられませんでした。でも後から後悔しないために長時間勉強が必要だと思ったので、勉強時間が記録できるアプリを入れ、だんだん勉強時間を増やしたら心の負担も軽くなりました。休憩時間の取り方、勉強科目や内容も工夫しました。私にとって先の見えない夏前の自粛期間中が一番辛かったです。
引きこもり期間が長く、自分と向き合う時間も必然的に多くなり精神面の苦労も多かったのですが、こういう状況なのは自分だけではないと気づく事が出来た時、気持ちをまた新たに持ち直せました。自分のやるべきことに集中し、とにかく突き進めた経験はこれからの糧になると思います。どんなに大変な受験勉強にも終わりが来ます。春が来たとき、自分が積み上げてきたものの結果が出てしまいます。受験生のみなさんはそのことを頭に入れて、後悔のないようにして下さい。たくさんの人に支えられてこのような結果が出せた事にとても感謝しています。