出身校:大宮高校
いきなり結論を言います。
受験の問題はメンタルの問題です。
受験生や、親が思っている以上にメンタルの影響は大きいです。
自分がどれだけ多くの時間を費やそうとも、他の受験生が同じ量をこなしているのは当然です。
では等しい能力の人の中で合否が分かれるのはなぜなのでしょうか。
僕の答えは「自分の全力を出す」ための精神を持ち合わせているかどうか、ということです。
焦りや精神抑制は脳へのストッパーになってしまうと僕は考えました。
それらは蓄積されるものだと考えて、長期的な実践をしました。
その例を二つほど紹介します。
一つは、「赤本」。
特に二次試験用の赤本をあえて早くから解こうとしなかったことです。
教科書のレベルで分からないくらいに苦手な範囲がある状態で二次対策を始めるのは危険です。
解けないことによって「難しすぎる」、「どうしよう」という不安が生まれてきます。
二次の問題といってもある程度のレベルの大学までは理解できていれば解ける問題が多いです。
つまり、最初のうちはとにかく苦手な範囲を基礎のレベルまで戻ってやることが優先です。
もう一つは、「息抜きを忘れないようにしていた」ということです。
好きなことが勉強だという人は関係ありませんが、多くの人は好きで勉強してるわけではないでしょう。
やりたくないことを続けるのですからストレスも気づかないうちに溜まっていきます。
ストレスは脳にも体にもよくありません。
何よりもモチベーションの維持が大変です。
勉強のことを一切考えずに好きなことをする、そんな時間を取りましょう。
もちろん時間に気を付けることは言うまでもありません。
僕は最初に述べたように「受験は精神勝負であり、精神状態が大切」を意識して勉強を続けてきました。
それが良かったのか、僕は、合格することができました。
この合格体験記を読んで一人でも多くの受験生の参考になれば嬉しいです。