自治医科大学 医学部 平田まりのさん

出身校:お茶の水女子大学付属高校

 

回顧式の体験記は他の多くの人が書くだろうと思うので、あえてそれを避け私の受験期の大きな反省を元に書くことにします。
それが皆様の今後の学習に役立てば幸いです。
第一に、志望校を理由とともに決めましょう。
私は「医学部」としか考えていなかったので、到達すべき学力ラインを正確に定めていませんでした。
それはモチベーションの低下につながり、漫画に伸びる手をついつい許してしまう事もしばしば。
合格したい人は真似しないで下さい。
私は高1の頃から比較的勉強していたので、運良く大学に入れたのです。
受験は長期戦です。
勉強に集中出来ない時は、どうしてその大学に入りたいのかを思い出して下さい。
憧れのキャンパスライフを送りたいですよね?じゃあ、勉強しよう。合格する人は絶対勉強してる。
第二に、勉強しましょう。もしかしたら報われないかもしれない。
でも報われる人は勉強している。
負けず嫌いの心を刺激し、モチベーションを高めるためによく使っていた名言の応用です。
あと、ライバルを持つことは良いことです。
ライバルとは、お互い刺激し合い学力を高めあえる関係です。
自分らのダメさを確認し合うだけでは、ただのムダです。「一緒に頑張ってきた」その気持ちは、試験前の自信につながり、悪い緊張もほぐす事が出来ますよ。
脱線しました。
勉強しましょう。勉強って言葉が嫌なら、勉強と書いてゲームと読みましょう。
大体ね、勉強のやる気が無くなるのは出来ないからなんですよ。
で、苦手意識がつくからますますやらない。
でも、やらなきゃできないし、時間は掛っても自分の志望校に受かるくらいの基礎能力は、皆持ってるはずだから。
あきらめないで。泣き言はいくらでも吐いていいよ。
ただ勉強は続けよう。嫌でもやらなきゃ不合格。
それから、SG予備学院の使い方についてお話します。
自習室ですが、私は結構通いました。
授業がある時もない時も。
自分の課題や受付で借りた過去問、授業の復習教材をよくやった。
イスはふかふか。
机は一人用にしっかり仕切られている。スペースも広い。
教室はいつでも適温に調節されている。ただ、場所によって照明の当たり外れがあったけど。
でも、暗くなる原因は、身を乗り出すように勉強している自分の影の時もあった。
知らず知らずのうちに勉強に集中している自分がいたのだ。
快適な学習環境のおかげでもあるが、集中できた要因でもっとも大事だと思うのは、自習室で勉強している他人の存在だ。
自習室にいる人達は、みんな真剣に勉強している。
周りが真剣だから、自分も真剣にやる。
いい相乗効果が生まれていたのだと思う。調子が悪い時は、短時間のナッピングをとったり、一人お食事タイムをとったりして頑張れる態勢をつくった。
マイペースを守りながらも、他人の存在を意識することができたからこそ、自習室で学習したことが身についたのだと思う。
授業については、私はSG予備学院で英語の個別授業をとっていた。
その理由は、個々のペースに合わせてくれるので、無駄な時間は生まれないし、より効果的に学力を高められると考えたからだ。
担当の先生と合わなければ変えてもらうこともできた。
幸い、私の場合では、担当の先生を変えずに済んだが。
当初の目論見通りことは進んだ。
私の学力上昇に合わせて、先生が教材を変えてくれた。
もちろん私の努力が要因の一つであるけど、添削付の宿題と定期的な授業がなければ、順調に学力上昇しかなかっただろう。
予想外の出来事だったのは、英語の先生が、面接の対策だったり他の教科についてのアドバイスをしてくれたこと。
加えて日程の変更が可能だったことだ。
私は、高校3年の6月まで部活を続けていたので、変更できるというのはとてもありがたいことだった。
もちろん、集団授業にもいいところはあるだろう。ただ、個別授業には以上に述べた良い点がある。
授業を取ろうか考えている人には、両方のメリット、デメリットを考えて、自分に合う授業を取ってほしいと思う。
その他、SG予備学院でこれは使えたと思う指導内容は、担当が各月ごと自習課題を考えてくれたことだ。
そのおかげで、中だるみしやすいといわれる高校2年生の時でも勉強を続けることができたのだと思う。
また、幾分かの強制力を感じたので、さぼらず続けることができた。
「継続は力なり」という言葉があるが、本当にその通りだと思う。
それを実践することを支えてくれるような指導をしてくれたことに、私は大変感謝している。
夢に向かって、がんばれ、受験生!!